近年、各種メディアや新聞などでよく耳にする、「ドローン」は正式には「マルチコプター」と言い、ヘリコプターのような回転翼を用いて飛行する機体を指し、3つ以上のモーター(結果的にはプロペラ)を持つものをマルチコプターと呼びます。
「ドローン」という言い方は英語で「Drone」であり、オスのミツバチを意味します。ブーンとハチのような音をすることから転じて無人飛行機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)を意味し、元々は軍事目的で製造されていたのが始まりです。
ようこそ、「ドローンテックアカデミー」へ!
近年、様々な場面での利用が急速に増加するドローン(マルチコプター)。
その活用方法と、技術をあなたも習得してみませんか?
急速に実用化が進む、ドローンの活用紹介
そもそも、ドローンとはいったい何でしょうか?
『2015年の世界でのドローン市場は約1.2兆円規模で、2020年には約2.3兆円まで成長。軍事用と民間用はほぼ半々になると予測が出ています(2016/08/03マイナビニュース)』
『日本での2015年の市場は約30億円ですが、2020年には約200億円、2030年には1000億円を超えるとも予測されています(2015/07/15日本経済新聞社)』
現在、ドローンの活用の幅は急速に広がっており、撮影や測量以外にも、新たな活用法がネットや研究により急速に広がっています。下記に挙げているのはほんの一例ですが、業種をまたいで様々な活用法がすでに実用化されています。
分野 | 具体的な活用例 |
インフラ | 建設現場の測量、工事進捗モニター、維持管理、コンクリート製建造物の非破壊検査など |
農牧業・林業 | 農薬散布、精密農林業、家畜・野生動物の調査など |
運 輸 | 小包・医薬品・部品などの配達、工場内での配送と商品管理など |
セキュリティー | 広い範囲・難所の監視・捜索、イベント監視、施設監視など |
情報メディア | ニュース・シネマ・プロモーション撮影、宣伝販促用の撮影など |
保 険 | 保険会社のリスク管理、事故・災害時の被害アセスメントなど |
通 信 | 通信インフラの保守、通信ネットワーク建設計画、臨時のスマフォ中継局など |
鉱 業 | 露天掘り鉱山の採掘計画、維持管理など |
国土交通省によると、2016年現在、「機体重量200g以上のドローン」は、「国土交通省が定めたルール以外での飛行」は法律で禁止されています。つまり、本格的なドローンを購入しても、ルールを知らずに飛ばすと違法ということになります。
ただし、国土交通省が定めた「一定の条件」をクリアし、飛行許可を申請する手続きを踏めば、日本全国でフライトが可能になります。「一定の条件」とは多々ありますが「10時間以上のフライト経験」や「制御装置(GPS)なしでの飛行技量」等の申請です。
当アカデミーは、個人では難しいこの許可申請を提出するためのフライト経験や知識を学習し、申請支援までを行います。2016年11月現在、この方法以外での国が認めた資格はありません。
修了後も引き続き各種サポート
ドローンテックアカデミーの特徴&講師の紹介
『DRONE TECH ACADEMY(ドローンテックアカデミー)』は、2016年に開校したドローン操縦者(パイロット)養成スクールです。 当アカデミー(スクール)の特徴は、ドローン(マルチコプター)の「操縦」「組立」や実際の現場での「撮影」「測量」「農薬散布」等を第一線で行っているプロの講師陣が、直接指導に関わります。単に、「ドローンを飛ばせるようになった」で終わらずに、当校卒業後は、「実務に直結する活用技術」が身に付いているでしょう。
ドローンテックアカデミー 代表
筒井 康友
Yasutomo Tsutsui
経歴・実績 |
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RCヘリ国際競技F3C日本選手権出場多数 |
FAI日本模型航空連盟F3C競技 国際審査委員 |
産業用無人ヘリコプター操縦指導員 |
株式会社iZMA代表取締役 |
profile
マルチコプター業界に長年携わり、現在はラジコンヘリでの農薬散布や、テレビ番組やCM等の空撮事業を行っている「株式会社iZMA」代表取締役を務め、自ら撮影用ドローンの操縦を行っている。産学共同で農薬散布用ドローンの研究開発等も手掛けている。
ドローンテックアカデミー コースの紹介
当アカデミー(スクール)では、専門技術の習得を目的に、「フライト技術コース」とオプションコースの「自動フライト技術コース」「撮影技術コース」「地形測定コース」「農業技術コース」を設けています。「フライト技術コース」では基本的な操作やカメラの扱い方できます。さらに専門分野では基本操縦の他にそれぞれ専門のノウハウを現場で活躍するプロの講師に指導をしていただきます。ほとんど初めてという方は「フライト技術コース」をお勧め致しますが、基本操縦以外のコースを受講することもできます。不明な点は、お気軽にお問い合せ下さい。
初めて受講される方はまず「フライト技術コース」をお勧め致します。3日間で、ドローンでのフライト操縦技能やカメラコントロールの技術、フライト原理・電波法・航空法等の学科講習を行い、国土交通省への飛行許可申請証の取得方法までを細かく網羅しています。当アカデミーでは、修了後にすぐに実務でのフライトが行えることを前提にした講習を行います。
※オプションコースと同時お申込みは可能です。
時間 | 講習内容 |
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10:00~12:00 | 学科講習 2時間 |
12:00~13:00 | 休憩 |
13:00~17:00 | 技能講習 4時間 |
時間 | 講習内容 |
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9:00~10:00 | 学科講習 1時間 |
10:00~12:00 | 技能講習 2時間 |
12:00~13:00 | 休憩 |
13:00~17:00 | 技能講習 4時間 |
時間 | 講習内容 |
---|---|
9:00~11:00 | 技能講習 2時間 |
11:00~12:00 | 検定試験 |
12:00~13:00 | 休憩 |
13:00~14:00 | 学科講習 1時間 |
14:00~15:00 | 補習等 |
学科講習(座学)
- ドローンとは(歴史、利活用)
- フライト原理
- 電波法、航空法、安全管理
- 電波の特性、ノイズ(電波障害)
- 機体・送信機の説明
- カメラ操作、撮影方法等
技能講習
- 離陸、着陸、前後移動
- 左右移動、左右側面ホバリング
- 左右直線飛行
- 対面ホバリング・左右旋回
- 8の字旋回飛行
- GPS OFFでの全工程の演習
特典
- スクール認定カード、修了証の発行
- 国土交通省書類の申請支援
- 産業用ドローンのフライト体験
- ドローン保険の契約サポート
- 修了後ドローン購入時特典
- ※カリキュラムは変更になる場合有。
※特典の内容は変更になる場合有。
実用的なオプションコース
「自動フライトコース」では、専用のソフトウェアを使用することで、測量、建設業、精密農業、エネルギー産業、捜索・救助、安全管理など産業用途での効率を飛躍的に高めます。当スクールでは自動フライト専用ソフトウェアの使用方法、安全な運用方法を熟練のスタッフが多様な現場での経験を基に講習致します。学科講習では主にソフトウェアの使用方法や、安全対策の講義を行い、実技講習ではソフトウェアで実際の現場を想定したフライトミッションを作成してフライトを行います。
- 日程:2日間
- 価格:10万円(税別)
- 学科講習:3時間
- 実技講習:6時間
ドローンでの映像撮影は一見手軽に思えますが、実用的な映像撮影を行うには高度なドローンの操縦技術やカメラジンバルの操作技術、露光やアングルなどの基本的なカメラ撮影技術が要求されます。当アカデミー(スクール)では、テレビ番組の撮影やプロモーション動画の撮影を多数実現してきた講師陣が、現場撮影でのさまざまな体験を生かした技能講習を、本格的な撮影用ドローンを使用して行います。
- 日程:2日間
- 価格:20万円(税別)
- 学科講習:4時間
- 実技講習:10時間
地形測定コースでは、ドローンで測定範囲を撮影し、正投影(オルソ)画像を生成したり、オーバーラップ画像を基に高度を算出し、3Dモデル化やCADデータの作成を行います。講習では、専用の業務用ドローンを使用した地形測定の方法や操縦技術を中心に、ソフトウェアの使用方法などを細かく指導致します。測量資格の有無に関わらず受講可能ですので、地形測定分野で今後が期待されるドローンによる地形測定技術を習得できます。
- 日程:2日間
- 価格:20万円(税別)
- 学科講習:4時間
- 実技講習:10時間
産業用ドローンで特に注目されているのが、農薬散布を行うドローンです。開発も進み、実用化に向けた実証実験が行われています。しかし、農薬散布の技術を持ったパイロットは確実に不足しているのが現状です。当アカデミー(スクール)では、農薬散布用ドローンの研究・開発から携わっている講師が、農薬散布の基本的な仕組みから農薬散布用ドローン実機での農薬散布実習、メンテナンス方法までを指導致します。
- 日程:2日間
- 価格:20万円(税別)
- 学科講習:4時間
- 実技講習:10時間